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今更ながら、映画「マイ・インターン」を観ました。

「プラダを着た悪魔」のようなキャリアバリバリの作品とはまた違ったアプローチをしてくるだろうなぁと思っていたし、実際そんな感じの映画でした。

全体的に面白いは面白いのですが、脚本が伏線を放置したままだったのが気になったので、ちょっと振り返ってみたいと思います。

マイ・インターンの予告を観てみよう

映画「ホリデイ」の脚本を担当したナンシー・マイヤーズの監督作品なので、全体通しての雰囲気もそれに近く、極悪人レベルの悪い人がいない世界です。

女性の映画監督ってホント細部の小物のセンスが良いですよね。

共感の映画

「働く女性向け」のように思えるかもしれませんが、どちらかというとこれはロバート・デ・ニーロの目線で観る方が共感性の高い映画だと感じます。

65歳以上はネットに疎いですが、私たちもいつか65歳以上になり、そのときには「全くわからない最新の言葉」が出てきたりするのかと思うと不安になりますよね。だけど、この映画はそういったものにも前向き。

恋愛にも前向き。仕事はもちろん、対人関係にも前向き。

この前向きさが、この映画の肝ではないでしょうか。色んなことにマイナスな感情を抱いてしまう今だからこそ、この映画は刺さります。

その他のキャラクターたちも、基本的には前向きで嫌な人がいません。ちょっとスパイス不足ですが、良い気分で観れます。

伏線を置きっぱなし

ただ、せっかく面白いし雰囲気も素敵なのに、この映画は伏線をほったらかしにして終わらせている部分がいくつかあります。

例えばアン・ハサウェイ演じるジュールズとその母との母娘関係は特に変化なく、むしろ悪い状態でそのまま終わっています。

他にも、秘書のベッキーが何か結果を残して昇進するようなこともないし、秘書として異動になったベンの仕事ぶりの描写がほんのちょっとで、それが結果を出したわけでもない点などがあります。

この辺りを放置して話を進め、最終的にほったらかしで終わらせるのは、ちょっともったいないなぁと感じました。だったら家族の話は夫婦間のみに絞って、母娘のストーリーを削り、その分秘書パートを盛り上げて欲しかったですね。

全体的に話を進めるための話のように感じた

何度も言うように、面白いは面白いです。私はこの手のラブコメ・ヒューマンドラマ的な空気をまとった映画が大好物なので、爪の甘さも含めてこれ系の話は好きです。

ですが、もうちょっと心理描写をしっかり掘り下げても良かったのではないかなぁとも思います。

ジュールズは、最初かなり尖った人物のように映りますが、インターンであるベンの、たった2日の行動・言動でベンに頼るようになります。

1年半も会社経営をしていてトップを走り続けてきた人間が、ポッと出のインターンに頼りまくるっていうのはちょっと現実的ではないのではないでしょうか。映画が多少長くなっても、この辺りの不自然さは解消して欲しかったですね。ストーリー先行で映画を作っているような印象を受けました。

まとめ

ユーモアもあるし話の展開としても分かりやすく、面白いのですが、ちょっと脚本の不足を感じました。

特に私は、ラブコメ・ヒューマンドラマ系の映画で「ホリデイ」はかなり好きな部類なので、それと比較してもやっぱり残念だなぁと。

原題は「The Intern(インターン)」なので、やっぱりデ・ニーロが主役ですね。相変わらず演技は最高でした。

結局ホリデイを褒めてる感じになりましたね。ホリデイは音楽も良いのでおすすめです。なんたってハンス・ジマーですからね。

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