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2016年秋に、充電式電車「DENCHA」が北九州市内にてデビューします。響きだけでもなんとなくエコっぽいのは伝わりますが、他の電車と比べてどう違うのでしょうか?

今回なるべくわかりやすく、いかにDENCHAが優れているのかについてまとめてみました。

DENCHAとは?

充電式の電車を略して「DENCHA」ということも含めてあるのでしょうが、正式名称は「Dual ENergy CHArge train」の略でDENCHAといいます。直訳で「二重エネルギー充電電車」となります。

「二重エネルギー」というのは交流電力のことです。新幹線は交流電力を利用した電車ですが、在来線は一般的に直流の電力を利用しています。

交流型電車のメリットは、一般的な電車が走行できない場所でも走行可能なことです。現在は、電車に電気を送る架線がない区間はモーター駆動のディーゼル列車を利用していますが、秋になったらDENCHAに取って代わることになっていくということでしょう。

ディーゼル列車とDENCHAの最大の違いとしては、ディーゼル列車はモーター駆動に対し、DENCHAは電池駆動となっていることです。電池で駆動するため、燃費が圧倒的に良いものになりますので、非常にエコな電車といえるでしょう。

エコで優しく快適な電車をテーマにしている

コンセプトは「人と地球の未来にやさしい」ということで、車両のデザインは地球をイメージしたブルーが映える配色。客室証明にはLEDを使用して、ドアは車内の冷暖房を余分に逃がさないように押しボタン式「スマートドア」を採用するなど、省エネ意識の作りとなっています。

最新の設備を揃えつつ、押しボタンというレトロなもので省エネを目指す姿勢は面白く、一人ひとりにエコの意識を持たせるという意味でも効果の高いものなのではないでしょうか。

収支改善の第一歩となるか

現在JR九州は、鉄道事業の収支を改善するためにプランを練っていて、人件費削減のために新幹線の駅の無人化だったりローカル線の駅のIT技術導入(スマートステーション)だったりと、様々なサービスの変更・導入を進めていっています。

今回のDENCHAもそういった収支改善によるものの一つで、現在利用されている区間をそのまま利用して更に便利にしようという企業努力が生み出したものです。

今回は、秋に北九州市内・筑豊本線にて導入されるようになりますが、今後はまた別のローカル線にも導入されていくことでしょう。ちなみに、秋田地区にも交流型電車の導入が決まっているそうです。田舎のローカル線は、交流型がメインになっていきそうですね。

さいごに

私も今回のことがあるまで直流型電車と交流型電車があるということすら知らなかったのですが、今回のDENCHAは「蓄電池型」でもあるので、電力を貯めて利用することが出来るという点が、従来の電車と比べても燃費に優れたものであると考えられますね。

電気の通っていない場所でこそ活躍するDENCHAは、利用する場所こそ限られてくるかもしれませんが、コンセプト通りの「エコで快適な電車」として地球の未来のことを考えて作られた電車であるといえるでしょう。

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